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2020年3月25日水曜日

3月25日


こんにちは(*^_^*)
立春過ぎ日に日に昼間の時間が長く、桜も開花❀春本番です。

探偵シリーズバックナンバーより~
偽りの『離婚協議書』②」

 【28 歳の看護師の女性。交際している彼のこと。看護学校3年生の時、合コンで出会った8歳年上の男性と交際して8年。看護師となって3年は寮に住み、彼とはなかなか会えなかったが、時間を工夫しながら交際を続けてきた。4年目に寮を出て一人暮らしを始めたが、彼が泊まっていくことは一切ない。理由は、「県西に住む両親の体調が悪く泊まれない。いずれ施設に入居させることになるから、会社を終わってから、清掃会社でバイトをしている」。それを信じ夜の連絡も控え、デート費用もすべて負担していた。そして、ファミレスで食事をしているとき、席を外した隙にテーブルに置かれていた彼の長財布を開き、運転免許証をスマホで撮影した。その住所は実家であるはずの県西とはまったく反対方向の県東。その住所を友達と見に行く。一軒家だった。友達が発した「結婚してるんじゃないの?」に動揺した。次のデートの日、「結婚しているのは分かっています」と席を立つ。涙が止まらなかった。10 日後、その彼がもう一度会いたいと。そして見せられたのは「離婚協議書」だった。うれしかった。それから4年。彼に結婚したいと告げたが
 深夜、彼の免許証の住所の家に向かう。150坪ほどある大きな敷地で、車が4台止められている。依頼人の情報にあった彼の車も止まっている。朝7時過ぎ、60 代の女性とその彼が玄関から出てきた。彼の手にはお弁当と携帯用のポット。向かった先は工業団地内にある工場。そこは依頼人が彼から聞いていた勤務先だった。夕方、仕事上がりの彼を尾行すると、向かった先はパチンコ店。2時間ほどで帰宅。清掃会社へのバイトはうそ。次の日曜日に再び張り込む。11 時ごろその彼と連れ立って20 代の女性が出てきた。向かった先はリサイクルショップ。
 探偵も潜入させ何を探しているのかを探る。するとベビーカー等、赤ちゃん用品ばかりを見ていた。無線でその様子を出入り口を見張る別の探偵に報告。その探偵は一瞬を見逃さなかった。それは、女性が自分のおなかを擦った瞬間と彼がおなかに手を当てた瞬間だった。その後も調査を継続。すると彼の偽りが明らかになる。離婚はうそ。60 代の女性は妻の母親。彼はいわゆる「マスオ」さんで、他に妻の父親と妹と同居していることが判明。妻は妊娠4カ月である事実もつかんだ。
 つらい報告になった。依頼人のおえつはしばらく続いた。そして意を決したように、顔を上げた。「踏ん切りがついた」と。好きゆえに疑いを持ちながらも付き合ってしまった自分も悪いと。その依頼人を見送るとき、1日でも早く笑顔が戻ってくることを願わずにはいられなかった。
 (前回はホームページをご覧ください)
 *本文はいくつかの事例を基に構成されています。盗用・無断転用・無断転載を一切禁じます。

探偵選びのワンポイントアドバイス
【有料で自作自演のサイトを作成して、自社を「ランキング1 位」に評価し、他の探偵社を勝手に順位付けをする】
・ネット上での巧みな宣伝文句に惑わされることなく、必ず自分の目で信頼できる探偵かどうかを見極めてください。

2020年3月16日月曜日

3月16日

探偵シリーズバックナンバーより~

「偽りの『離婚協議書』①」

 2年前に夫の浮気調査をした女性が、28歳になる妹を伴って相談に訪れた。内容は妹と交際している男性のこと。妹が看護学校の3年生の時、合コンで知り合った8歳年上の男性だった。妹は地味で真面目でおとなしいタイプ、合コンには興味がなかったが人数合わせのため出席した。
 妹が小学6年の時、両親は離婚。家を出て母親と姉と妹とアパートに移り住んだ。母親が昼・夜働き生活を支えた。ことあるごとに自分の過去を悔やんでいる母に「女も自立できないとだめ。結婚しても夫に経済的に依存してしまうと、遠慮が遠慮を生み結果的に夫の顔色を気にするようになってしまうから」と言われ続けてきた。母親は看護師になることを勧め、姉妹とも看護師になることができた。姉は看護師をしていたおかげで調査費用も出せたし、女癖の悪い夫と離婚できましたと自嘲する。
 妹が先日、姉に初めてその男性のことを話してきたという。姉に促された妹が、そのいきさつを話し始める。その男性は初めて交際した人で、8年交際している。看護師となって3年は、病棟の看護師として寮に住み仕事を覚えるのに必死で、休日も会社員の彼とはなかなか会えなかったが、少しの時間をつくりながら交際をしてきた。4 年目に寮を出て、一人暮らしを始めたが、彼が泊まっていくことは一切ない。その理由は「県西に住む両親の体調が悪く、泊まれない。いずれ施設に入居させることになるから、会社を終わってから清掃会社でバイトをしている」とのこと。それを信じ、夜の連絡も控え食事代などのデート費用もすべて負担していた。
 そして、あるデートの日、ファミレスで食事をしている時にちょっと電話をしてくると彼が席を外した。罪悪感に苛まれながらも、無造作にテーブルに置かれていた彼の長財布を開き、運転免許証をスマホで撮影した。その住所は、聞かされていた所とはまったく反対方向の県東だった。でも、彼のことが大好きで、追及することはできなかった。
 しかし、不安は高まるばかり。意を決し、平日の昼にその住所を友達と見に行った。一軒家だった。友達が発した何気ない一言、「結婚してるんじゃないの?」にひどく動揺した。次のデートの日、その友達に付き添ってもらい「結婚しているのは分かっています。別れます」とカマをかけ別れた。傷心の日々が続く。本当に好きだった。10 日後、彼がもう一度会いたいと。そして見せられたのは「離婚協議書」だった。うれしかった。それから4年。彼に結婚したいと告げた。しかし、期待していた言葉は返ってこなかった。もしかしたら、離婚は嘘? 真実を知るのが怖い。姉の後押しもあり調査をすることに。
 (次回に続く)
  *本文はいくつかの事例を基に構成されています。盗用・無断転用・無断転載を一切禁じます。

探偵選びのワンポイントアドバイス
【有料で自作自演のサイトを作成して、自社を「ランキング1 位」に評価し、他の探偵社を勝手に順位付けをする】
・ネット上での巧みな宣伝文句に惑わされることなく、必ず自分の目で信頼できる探偵かどうかを見極めてください。

2020年3月9日月曜日

3月9日

探偵シリーズ バックナンバーから~

「偽りの出張…妻が目にした1 枚のカードの真実



 【40 代の妻の相談。夫は都内へ新幹線通勤している重機メーカーの研究職。妻と知り合ったのは夫が大学院の研究生、 妻が看護師として都内の病院に勤務している時、友人の紹介で知り合い結婚。現在は妻の故郷である栃木県内に母親と7 歳になる娘と4 人で暮らしている。妻が夫の行動に疑念を抱いたのは、夫のバッグの底に「消費者金融のカード」を見つけたことと土日を挟んでの出張も多くなったこと。妻の母親の、「何もなければそれが一番」との後押しで調査をすることに。土日を挟んで北陸の工場へ出張という日に尾行。夫がみどりの窓口に並ぶ。探偵たちもその後ろに並び夫の行先を把握すると、行先は北陸ではなく大阪までの新幹線の切符を購入。車内で夫は書籍を広げて独り言をつぶやき、スマホを手に取ることもない。東京駅での乗り換えにも誰とも合流することなく大阪行き新幹線へ乗車した。夫がトイレのために席を離れた時、座席の上に置かれた書籍を確認した。それは、これからの行動を想定するための大きな手掛かりとなるものだった】

 座席に置かれていた書籍は、ある宗教団体の教本のようなもの。その団体の施設をネットで調べると、大阪にはその施設が3 カ所あることが判明。その中でも「道場」として宿泊で修練する場所は、1 カ所に絞り込まれた。夫はその施設に行くと推理して、探偵の1 人を大阪駅で降車してから先行させその施設に向かわせる。大阪駅で降車した夫は、ある消費者金融のATMに立ち寄りお金を引き出した後、ファストフード店で食事。その後推理通りのルートで施設方面へ向かい施設の最寄り駅で降車。ちょうどそのころ、その施設に先回りさせた探偵から連絡が入り、既に50 人以上の信者が集まってきているという。探偵をにわか信者に装わせ、中に潜入させることに成功した。案の定、夫もその施設に入った。それから約1 時間後、潜入させた探偵が施設から出て来た。

 夫は、「浄財〇〇〇」と案内が掲げられた学校の体育館の半分ほどの広さの場所へ入ったという。そこには書籍をはじめ、数珠、置物等、数十点の品々が展示されており、夫は数珠をはじめお札のような小物と、壺のような置物など6 点ほどを購入。潜入した探偵が確認できただけでも、十数万の支払いをしていたという。そして道場内に入った。

 後日報告。妻は言葉を失ってしまった。その事情を聴くと、宗教団体こそ違うものの、以前従姉が熱心な信者となってしまい、その活動のために家事育児も疎かになり、家庭崩壊をしたという事実があり嫌悪感があるという。「女遊びのほうがまだましかも…」と深刻な面持ちで事務所を後にした。

 (前回はホームページをご覧下さい)

 *本文はいくつかの事例を基に構成されています。盗用・無断転用・無断転載を一切禁じます。



【有料で自作自演のサイトを作成して、自社を「ランキング1 位」に評価し、他の探偵社を勝手に順位付けをする】

探偵選びのワンポイントアドバイス?ネット上での巧みな宣伝文句に惑わされることなく、必ず自分の目で信頼できる探偵かどうかを見極めてください。

2020年3月6日金曜日

3月6日




探偵シリーズ バックナンバーから~




「偽りの出張…妻が目にした1 枚のカードの真実

 県内に住む40 代の妻が相談に来た。内容は夫の不貞??? 疑惑。夫は妻よりも6歳年下で、都内へ新幹線通勤している重機メーカーの研究職。夫が大学院の研究生、妻が看護師として都内の病院に勤務している時、友人の紹介で知り合い、4年の交際を経て結婚。妻の実家のある栃木県内に一人暮らしをしていた母親と同居するために、2 年前に家をリフォームして現在は7歳になる娘と4 人暮らし。大学院生時代、研究に明け暮れる毎日で経済的にも困窮していたこともあり、身なりもまったく構わない一見変人のような夫を、妻は生活全般に渡って支えた。夫が必死で論文に向き合う姿が何よりも好きだったという。そして、第一志望の会社に入社して順風満帆の結婚生活が始まった。妻は、近くの老人ホームの看護 師として勤務している。
 妻が、夫の行動に一抹の不安を感じたきっかけは、夫のバッグの底に、「消費者金融のカード」を見つけたこと。また、平日ではなく、土日を挟んでの出張も多くなったこと。夫はお酒も飲まずおしゃれには無頓着で、趣味と言えばもっぱら読書。社交的でもなく友達付き合いもほとんどない。結婚当初から月4 万円の小遣いも余らせてくるほどだった。妻も出張でお金が入用だから、私には言いづらくて消費者金融から借りたのだろうと、夫には追及せずに様子を見ることにしたという。一方で、妻の中で何か釈然としない思いが次第に膨らんでいった。そんな娘の様子に気づいた母親は、「探偵シリーズ」の15年来の熱心な読者でもあったことから、調査してみればとアドバイスされたという。母親いわく、何もなければそれに越したことはない。まずは真実を知ることが一番と調査を勧めてくれたという。
 調査開始。土日を含めて北陸の工場へ出張という日に調査を開始した。駅までは妻が車で送って来る。降ろした場所は打ち合わせ通り。夫はスーツに黒い大きなリュックを背負っている。みどりの窓口に並ぶ。探偵たちもその後ろに並び、会話増幅装置を耳に挟んだ探偵が、夫の行先を把握する。すると、行先は妻に伝えておいた北陸ではなく、大阪までの新幹線の切符を購入したのである。すぐさま妻に連絡して、大阪までの尾行の了解を得る。夫はまったく警戒する様子もなく、書籍を広げて、独り言をつぶやきながら、時折、瞑想(めいそう)するなど、スマホを手に取ることもない。東京駅での乗り換えにも誰とも合流することなく大阪行き新幹線へ乗車した。そして、夫がトイレのために席を離れた時、座席の上に置かれた書籍を確認した。それは、仕事の専門書ではなく、これからの行動を想定するための大きな手掛かりとなるものだった。
 (次回に続く)
 *本文はいくつかの事例を基に構成されています。盗用・無断転用・無断転載を一切禁じます。