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2021年9月8日水曜日

9月8日


 探偵シリーズバックナンバーより

「調査の意義前向きな人生のために」

 

 【夫は典型的な九州男児。亭主関白で、妻が働くことを許してくれない。でも、子煩悩であり、とにかく働き者で30代半ばにしてマイホームも手に入れることができた。しかし、ここ半年、帰宅した夫からシャワーの後のようなほのかな匂いが。「もしかしたら浮気?」調査開始。夫は定時に会社を出た。夫が向かった先は、ビルやパチンコ店の清掃などを請負う会社。毎日、そこでバイトをしていた。判明したことは、勤務する会社の業績が悪化し、リストラにはならなかったものの、夫は、残業がない部署に配置転換されていた。残業代を見込んでマイホームを購入したため、九州男児らしく、妻には内緒で残業代の穴埋めをしていた。報告の時、妻は声をあげて泣いた。「疑った私がバカでした。でも、真実を知って本当に良かった」】これも、浮気調査の真実なのです。浮気を暴くことだけが探偵ではないのです。「真実」をつかむことが探偵の仕事なのです。

 

◆前向きな人生のために◆

 

 人は、ほぼ例外なく自分だけは、事件やトラブルとは関係ない、無縁だと思って日常の暮らしをしています。ただ、現代はスマートホンに代表されるように、便利さと引き換えに、いとも簡単に異性と知り合えるようになるにつれ、倫理観の欠如や責任の放棄というような現実が存在しています。この弊害は、浮気・行方不明・ストーカー等という平穏な暮らしを阻害する「病」に形を変えて、巷(ちまた)にあふれてきています。

 しかし、まさか自分が当事者になるなんてことは考えも及びません。それどころか、真実と向き合わずに「まさか自分に限って…」と頭のどこかで否定してしまうのです。そして、時間ばかりが経過してしまい、収拾のつかない事態にまで発展してしまうのです。「もしかしたら…」と感じたとき、不安から目をそらさずに、早く「真実」をつかむことが、平穏無事な生活を維持するために必要不可欠なのです。

 「真実」は時に残酷な影を落とします。しかし、「真実」の追及なくして前向きに歩んでいくことはできないのです。「浮気調査」というものは、結果が「白」であったなら「自分の思い過ごしだった」という安心感が醸成(じょうせい)されるのです。例えて言えば、人間が体の不調を感じて人間ドックに入り、検査の結果どこも異常がないと分かったときの安堵感…このような精神的安定を手に入れるのと一緒なのです。

 真実と向き合う勇気、結果が悪ければ絶対に泣き寝入りをしないという覚悟、結果が良ければ、精神的な安堵感を得て一歩前に進む、そのお手伝いをするために、私たちGK探偵事務所は存在しているのです。

 *本文はいくつかの事例を基に構成されています。盗用・無断転用・無断転載を一切禁じます。

 

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