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2021年11月19日金曜日

11月19日

 


偵シリーズバックナンバーより~

 

「妻の再犯・夫の決断

 

 【4年前に妻の浮気調査をした30代の夫。妻は隣県で一人暮らしをしている母親の体調が悪いから、息子を夫に預けて実家に帰省するという。自宅のパソコンには、妻が履歴を削除し忘れた「出会い系」サイトが。夫は追及する勇気もなく、相談した姉に後押しされ調査を依頼した。妻は車で2時間、実家に到着。実家を張り込む探偵たちには妙な違和感があった。妻の母は体調が悪いはずだが、洗濯物を干し庭先の掃除をしている。それから2時間後、妻が1人で車に乗り込み着いたのは、車で20分ほどにあるショッピングモール。降車せずにスマホを操作すること5分。都内ナンバーのSUVが駐車。妻も男も降車する。そのぎこちない様子から交際しているような関係ではないことが見て取れる。その後、妻はそのSUVに乗り行きついた先はラブホテル。2時間後にラブホテルを出たSUVは駐車場で妻を降ろす。車両とバイクでそのSUVを追う。追跡した結果、下町と呼ばれる都下のマンションの一室に消えた。事実を告げる。受話器の向こうには絶句している夫。子供を預けて妻の実家に行って話をしたいから、同行してほしいと。証拠の映像を持参して夫と共に実家の玄関をくぐる。突然の訪問に驚く義母と妻。証拠を突きつける。義母はただただ娘の行いを謝り続ける。妻も事実を認め謝罪を繰り返し、二度と過ちは繰り返さない、離婚だけはしたくないと涙を流した。それから4年、反省の日々を過ごし慎ましかった妻の様子が変わった…】

 妻は子どもの教育の足しにと、大型スーパー内にあるテナントの店に勤めだし半年がたった。浮気が発覚した後、再生活をスタートさせてからの4年間は、妻の生活態度は反省が見て取れ平穏な生活を続けることができた。しかし、勤め出してから少しずつ妻の態度に変化の兆しが見えて来た。育児もおろそかになり、態度も徐々に強気になってきた。研修や歓送迎会と称して夜も家を空けることが多くなってきた。

 夫は4年前のトラウマもあり、安堵できない日々が続く。そして、何もないことを願って妻の調査をすることに。結果は驚愕(きょうがく)の事実だった。パート先の妻子ある一回り以上年上の上司と週1回のペースで密会を重ね、それだけにとどまらず、一回り年下のスーパーの独身社員のアパートへ頻繁に通

っていることが判明。

 つらい報告になった。男性同士も顔見知りの間柄。ぼうぜん自失となる夫。妻のふらちな行動に言葉も出ない。用意した報告書や映像も、気分が悪くなると目にすることもできないぐらい憔悴(しょうすい)していた。今は、カウンセリングを続けながら離婚の準備を進めている。

 (前回はホームページをご覧ください)

 

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